外枠に入った上位人気馬の取捨は慎重に行いたいところだ
27日に中山競馬場で行われる中山記念(4歳上・GII・芝1800m)について枠順・馬番別に検証していく。
過去10年、馬番別では最多となる4回の馬券絡みが4番と9番、3回で1番、3番、5番、7番、10番が続く。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 2-1-0-7/10 複勝率30.0% 複勝回収率107%
2枠 0-0-2-10/12 複勝率16.7% 複勝回収率37%
3枠 3-2-1-7/13 複勝率46.2% 複勝回収率108%
4枠 1-0-1-11/13 複勝率15.4% 複勝回収率44%
5枠 2-2-1-8/13 複勝率38.5% 複勝回収率147%
6枠 0-2-1-15/18 複勝率16.7% 複勝回収率28%
7枠 1-1-2-15/19 複勝率21.1% 複勝回収率60%
8枠 1-2-2-15/20 複勝率25.0% 複勝回収率59%
【1〜3番人気】
1枠 1-0-0-0/1 複勝率100.0% 複勝回収率310%
2枠 0-0-1-0/1 複勝率100.0% 複勝回収率130%
3枠 3-0-1-1/5 複勝率80.0% 複勝回収率166%
4枠 1-0-0-2/3 複勝率33.3% 複勝回収率53%
5枠 2-0-0-3/5 複勝率40.0% 複勝回収率68%
6枠 0-2-1-3/6 複勝率50.0% 複勝回収率85%
7枠 1-1-0-2/4 複勝率50.0% 複勝回収率60%
8枠 1-0-0-4/5 複勝率20.0% 複勝回収率38%
1〜4枠が6勝、5〜8枠が4勝。パッと見ではそれほど内外に大きな差があるようには見えないが、上位人気馬に絞ると傾向が浮き上がる。内枠の人気馬がしっかり期待に応えているのに対して、外枠をひいた人気馬は不安定で、8枠に至っては5頭出走して馬券絡みは13年2番人気1着のナカヤマナイトのみ。12年トゥザグローリー(1番人気10着)、13年タッチミーノット(1番人気4着)、15年イスラボニータ(1番人気5着)、20年ウインブライト(3番人気7着)が人気を裏切っている。
開幕週に加えて、初角まで短いコースレイアウトとあっては内枠優勢となるのも、ある意味、当然のこと。特に今年は多頭数が見込まれるだけに、内枠から検討していくのがベターだろう。