青葉賞を制しダービーへの切符を掴んだプラダリア(撮影:下野雄規)
5月29日に東京競馬場で行われる日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)。トライアルレース・青葉賞(GII)覇者で、ここまで4戦2勝、2着2回という安定した成績を残しているプラダリア(牡3、栗東・池添学厩舎)が、デビューから手綱を取る池添謙一騎手とのタッグで世代の頂点を目指す。
プラダリアは父ディープインパクト、母シャッセロール、母の父クロフネという血統。
今年1月に中京競馬場で行われた3歳新馬戦でデビュー。2着を2回経験した後、3月の未勝利戦で初勝利。続く青葉賞(GII)では単勝4番人気に支持され、5番手追走から直線進出。先に抜け出したロードレゼルとの接戦の末、重賞初勝利を手にした。
同馬の3代母は1996年の牝馬三冠路線を盛り上げたリトルオードリー。オークスではエアグルーヴの3着に好走した。同じ一族から2015年のUAEダービーで8馬身差の圧勝を見せたムブタヒージ、2007年の目黒記念で3歳馬ながら2着に好走したココナッツパンチ、2016年の青葉賞を快勝したヴァンキッシュランなどが出ており、同馬も大舞台での爆発力を秘めている。管理する池添学調教師、コンビを組む池添謙一騎手の「兄弟ダービー制覇」にも期待がかかる。