昨年のスプリンターズSで3着となったシヴァージ(撮影:橋本健)
昨年12月の阪神カップ(GII)で16着となり、休養に入っていたシヴァージ(牡7、栗東・野中賢二厩舎)は、8月14日に札幌競馬場で行われるUHB賞(3歳上・ハンデ・OP・芝1200m)から始動する。その後に状態を見て、中1週のローテーションでキーンランドC(3歳上・ハンデ・GIII・芝1200m)に参戦する予定。
シヴァージは父First Samurai、母Indian Bay、母の父Indian Charlieという血統の米国産馬。
2018年1月に行われた3歳新馬戦でデビュー。新馬戦から4歳の秋まではダートをメインに使われ、2019年10月の神無月S(3勝クラス)を勝利しオープン入り。以後は芝路線に舵を切り、翌2020年の北九州短距離S(OP)で芝初勝利。続く高松宮記念(GI)で5着に入線するなど、芝短距離の重賞でコンスタントに出走を重ねた。
翌2021年のシルクロードS(GIII)では出走馬中最速となる上がり33.6の末脚を繰り出して重賞初制覇。父First Samuraiに産駒初のJRA重賞初勝利をプレゼントした。同年のスプリンターズSでは単勝10番人気の伏兵評価を受けるも、最内枠からインコースを強襲し、勝ち馬ピクシーナイト、2着馬レシステンシアに次ぐ3着に入線を果たしている。通算成績は27戦6勝(うち重賞1勝)。