7月31日に新潟競馬場で行われる2歳新馬戦(6R、芝1400m)でデビューを予定している
エメイヴェイモン(牝2、栗東・中竹和也厩舎)。福永祐一騎手が鞍上を務める予定だ。
エメイヴェイモンは父ハーツクライ、母ルシュクル、母の父サクラバクシンオー。伯父に2015年の新潟大賞典(GIII)を制するなど重賞戦線で長く活躍した
ダコールがいる血統。
母ルシュクルは芝1200mで3勝を挙げたス
プリンターで、2009年のファルコンS (GIII)で3着の実績がある。優秀な繁殖実績を持っており、一番仔
ブランボヌールは2015年の函館2歳S(GIII)と2016年のキーンランドC(GIII)を制覇。三番仔
エントシャイデンは現在OP2勝を挙げ昨年のフォレ賞(仏G1)では3着に好走し、五番仔
ビアンフェは2019年の函館2歳S(GIII)と2020年の葵S(G)および昨年の函館スプリントS(GIII)を制している。ハーツクライ産駒の四番仔
アフランシールもコンスタントに勝ち上がり、2020年にOP入りを果たした。
牝系を辿ると、二代母アジアンミーティアの全兄にはアメリカの大種牡馬Unbridled's Songがいる。
アロゲート(
Arrogate)など活躍馬を多数輩出し、産駒の
ダンカークは日本で種牡馬入り。ブルードメアサイアーとしても優秀で、日本においては2020年の牡馬クラシック三冠馬
コントレイル、2014年の菊花賞馬
トーホウジャッカル、GI2勝馬
スワーヴリチャード、2014年の2歳王者
ダノンプラチナなどの母の父としても知られている。
デビュー戦は日曜の12時55分に発走予定。要注目である。