現地時間20日、仏・ロンシャン競馬場で行われたイスパーン賞(4歳上、仏G1・芝1850m、5頭立て)は、S.パスキエ騎手騎乗の1番人気マンデュロ Manduro(牡5、仏・A.ファーブル厩舎)が、3番手追走から直線半ばで先頭に立つと後続を突き放し、4番人気タートルボウルに5馬身差をつけ圧勝した。勝ちタイムは1分58秒00(重)。さらに5馬身差の3着に2番人気ストーミーリヴァー Stormy Riverが入った。
勝ったマンデュロは父Monsun、母Mandellicht(その父Be My Guest)という血統の独国産馬。半姉に03年独オークス(独G1)3着のマンデラ Mandela(父Acatenango)がいる。
04年の9月のデビューから4連勝で04年ヴィンターファヴォリテン賞(独G3・芝1600m)、05年ドイツ統一賞(独G3・芝2000m)を制すと、その後も06年アルクール賞(仏G2・芝2000m)、前走のアールオブセフトンS(英G3・芝9f)に勝利。その他にも06年イスパーン賞(仏G1)2着、06年ジャックルマロワ賞(仏G1)2着、06年プリンスオブウェールズS(英G1)3着、06年ムーランドロンシャン賞(仏G1)3着、06年ガネー賞(仏G1)3着などG1レースで惜しいレースを繰り返しており、7度目の挑戦で悲願のG1制覇となった。通算成績15戦7勝(重賞5勝)。