8月19日にイギリス・ヨーク競馬場で行われるナンソープS(英G1)。芝の直線5ハロン(1000m)で行われる短距離戦で、2020年の欧州最優秀スプリンターに輝いたバターシュ(Battaash)が2019年から2020年にかけて連覇したことでも知られているレースだ。
欧州の快速馬が集う同レースに、2歳牝馬ザプラチナムクイーン(The Platinum Queen)が出走の可能性を示唆している。英競馬メディア『Racing TV』などが報じた。
ザプラチナムクイーンは父Cotai Glory、母Thrilled、母の父Kodiacという血統の愛国産馬。パーフェクトパワーなどを手がけるR.フェイヒー厩舎の管理馬。
デビューからここまで芝の5ハロン戦に出走しており、現在一般戦を2連勝中。前走はイギリス・グッドウッド競馬場の2歳コースレコードとなる56秒5で走破した。この勝利を受けて、陣営はヨーク競馬場で開催されるリステッド競走とともに、ナンソープSへの追加登録の可能性を検討している。
なお、ナンソープSは2歳馬の出走も可能なG1であり、直近では2007年にキングズゲートネイティヴ(Kingsgate Native)が2歳時に古馬スプリンターを一蹴し勝利をおさめている。15年ぶりの快挙達成は実現なるか、要注目だ。