【キーンランドC予想】あの「大穴馬」にも警戒!? 馬体で見る洋芝通用の有力馬

2022年08月27日 08:05

今の札幌の馬場ならウインマーベルが有力か(c)netkeiba.com

 今週はキーンランドCが行われます。勢いのある3歳馬ウインマーベルや昨年の覇者レイハリア、一昨年の覇者エイティーンガールなど好メンバーが揃いました。今回はこのレースに出走を予定している馬で中間の写真が見られる馬について、仕上げや馬場適性を中心に解説していきたいと思います。

ヴァトレニ

 筋肉量が多く骨格もしっかり。ツナギが深めで小柄ながら洋芝適性が高いでしょう。トモの筋肉の張りが良く、今のデキならこのメンバーでも十分やれるでしょう。

ウインマーベル

 アイルハヴアナザー産駒にしてはトモのボリュームが少なく映りますが、逆にこれが芝での素軽さを出しているのでしょう。斜尻で曲飛節気味の後躯を見ると母父フジキセキの父であるサンデーサイレンスの特徴が良く出ています。実がしっかりと入っていますし、あばらが見えて皮膚も薄く見せています。それほど筋肉量の要らない先週の札幌の馬場なら有力と考えられます。

エイティーンガール

 高松宮記念8着以来のレースとなりますが、当時は皮膚が厚ぼったく絞り切れていませんでしたが、今回は格段に素軽く見えますし、そこまで筋肉の張りなどはありませんが動きやすい馬体になっていると思います。手先が軽い割に道悪は鬼と言っても良いですし、差しが利く馬場状態ならチャンスは十分あるでしょう。

オパールシャルム

 それほど見栄えがするタイプではないので、普通に仕上がっていると思います。ダイワメジャー産駒にしてはあまりボリューム感がありませんし、どちらかというと母父のタイキシャトルの牝馬によくいがちなタイプです。皮膚を非常に薄く見せていて体調は良さそうです。

ジュビリーヘッド

 同厩舎で父が同じのダイアトニックに見える馬体。皮膚を薄く見せ、肩やトモのボリュームも豊富で、筋肉の張り自体も良いです。先週のような馬場だと少し重苦しいかも知れませんが、本来の札幌らしい力の要る馬場なら引き続きチャンス十分でしょう。

ビリーバー

 前走のアイビスサマーDで重賞初制覇。枠が良かったこともありますが、デキも良くなっていました。今回は更に良くなっていますし、札幌の1200mも適性がありそう。侮れないところはあります。

レイハリア

 使いながら体付きが変わってきました。筋肉の張りが全然違いますし、四肢の柔らかみやバネ感も良くなっています。昨年勝っているようにこのコースは合っていますし、今のデキなら連覇の可能性も十分あるでしょう。

【総括】

 それぞれが良いデキでここに臨めそう。現時点では札幌の馬場がそこまでパワーに寄っていないことを加味してウインマーベル、レイハリア、ヴァトレニ、ここにいない馬では先行力のあるマウンテンムスメ辺りも警戒したいと思います。結論は調教や馬場などを加味してウマい馬券で提供しますので、そちらもご注目下さい。

(文・古澤秀和)


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