19年撮影のパリロンシャン競馬場(撮影:高橋正和)
現地時間10月2日、フランスのパリロンシャン競馬場で伝統のスプリントG1・アベイドロンシャン賞(2歳上・仏G1・直線芝1000m)が行われた。レースはコースの内外に分かれて進み、出走馬中唯一の2歳馬であるザプラチナムクイーン(牝2、The Platinum Queen)がゴール前の接戦を制し勝利をおさめた。
ザプラチナムクイーンは父Cotai Glory、母Thrilled、母の父Kodiacという血統の愛国産馬。デビューから一貫して芝の5ハロン戦に出走しており、イギリスのグッドウッド競馬場で56秒5(2歳コースレコード)の走破時計を記録。その後2歳馬も出走可能な英G1・ナンソープSに追加登録し、2着に好走していた。
2歳馬によるアベイドロンシャン賞制覇は、1978年のSigy以来44年ぶりの快挙となった。