今週デビュー予定のレヴォルタード(撮影:竹之内元)
前週で秋の中山開催が幕を閉じ、今週から東京(&阪神)に舞台を移しての3日間開催。各厩舎の良血がスタンバイしており、それぞれのレースぶりに注目が集まる。
【10月8日(土) 東京芝1800m】
◆レヴォルタード(牡、父エピファネイア、母バウンスシャッセ、美浦・手塚貴久厩舎)
ゼンノロブロイ産駒の母は牝馬限定戦の重賞を3勝(フラワーC、中山牝馬S、愛知杯)した他、オークスでも3着に好走した。その弟・妹にムーンクエイク(京王杯スプリングC)、コントラチェック(フラワーC、ターコイズS、オーシャンS)がいる。
「無駄肉がつかず、見た目はスラッとている。お母さんに似て頭の位置が高いフォーム。調教では口向きの難しさを見せているけど、動かせば動く。血統的にも能力はある」と手塚貴久調教師。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。
【10月8日(土) 東京芝1600m・牝馬】or【10月10日(祝) 東京芝1600m】
◆パルティキュリエ(牝、父キタサンブラック、母エクセレンスII、美浦・田中博康厩舎)
母は仏オークス&仏1000ギニーの3着馬。現5歳の半兄にレクセランス(すみれS)がいる。「まだ幼いところがあるけど、いいバネをしている。小脚が利きそうだし、素材はいいと思います」と田中博康調教師。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。
◆レーベンスベルーフ(牝、父ハーツクライ、母ライフフォーセール、美浦・黒岩陽一厩舎)
母はアルゼンチンのG1を2勝。4歳上の半姉にダノンファンタジー(阪神ジュベナイルFなど重賞6勝)がいる。「お姉さんとはタイプが違う。ハーツクライ産駒らしい緩さがあるぶん、反応するまでに少し時間がかかるけど、スピードに乗ってからは長く脚を使う感じのタイプ。血統的にもポテンシャルは高そうだし、奥行きがあると思います」と黒岩陽一調教師。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。
【10月9日(日) 東京芝2000m】
◆サトノトルネード(牡、父ハーツクライ、母タイタンクイーン、美浦・国枝栄厩舎)
半兄にストロングタイタン(鳴尾記念)、ミラアイトーン(鞍馬S)がおり、現5歳の半姉にギルデッドミラー(NHKマイルC3着)がいる。
「いい体つきをしているし、大きなアクションで走る。いい感じに気持ちが入っているけど、折り合い面の問題はない。長めの距離が合いそう」と国枝栄調教師。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。
(取材・文:竹之内元)