◆第8回サウジアラビアロイヤルC・G3(10月8日、東京・芝1600メートル、良)
秋の東京開幕初日の2歳重賞は9頭立てで争われ、2番人気の
ドルチェモア(牡2歳、栗東・須貝尚介厩舎、父
ルーラーシップ)が横山和生騎手を背に、大逃げに出ていた
グラニット(嶋田純次騎手)をゴール前で差し切り、デビュー2連勝で重賞初制覇を飾った。桜花賞馬の母アユサンにとっては産駒初の重賞タイトルとなった。勝ち時計は、1分33秒4。
7番人気の
グラニットは1馬身1/4差の2着に逃げ粘り、さらに2馬身半差の3着は3番人気の
シルヴァーデューク(戸崎圭太騎手)が続いた。
単勝1・4倍の断然人気だった
ノッキングポイント(クリストフ・ルメール騎手)は4着に敗れた。3連単の配当は12万9400円だった。
石川騎手(
マイネルケレリウス=5着)「スタートでもったいないことになった。挟まれてしまいました。道中の走りはよかった。結果的に難しい競馬で、能力の分かりづらい競馬になってしまいました」
菅原明騎手(
ブーケファロス=6着)「ゲートを出てある程度の位置で運べたし、折り合いも問題なかった。しまいも脚を使ってくれてはいます。休み明けの分があるかもしれません。もう少し渋った馬場の方が良さそう」
大野騎手(
ミシェラドラータ=7着)「内枠でじっとしてという感じでした。5着くらいからはそんなに差はなかった。マイルでも対応できることを確認できました」
津村騎手(
フロムナウオン=8着)「初戦よりはフワフワすることなく、進めることができました。特殊な展開になって、トモ(後肢)が緩いので、スッと反応できないところがある。現状ではマイルでも忙しい感じ。もう少し距離があった方が良さそう」
三浦騎手(
レッドソリッド=9着)「ゲートで他馬と接触して
バランスを崩しました。その後は淡々と走れていました」