記録を更新し、お立ち台に上がった今村聖奈(撮影・村上英明)
23日の新潟2Rで
フェステスバント(牝2歳、栗東・藤岡)を逃げ切りVへ導き、今村聖奈騎手(18)=栗東・寺島=がJRA通算44勝目をゲット。19年に藤田菜七子騎手が記録した、JRA女性騎手年間最多となる43勝を更新した。勢いは止まらず、8Rでは
プロミストウォリア(牡5歳、栗東・野中)で完勝し、45勝目。すぐさま自身の記録を塗り替えた。
前日の最終12Rでタイに持ち込み、翌日あっさり新記録に到達。「菜七子さんの背中を見て、ジョッキーになりたいと思いました。これからは私を見て、妹みたいな子たちがいい刺激を受けてジョッキーになりたいと思ってもらえたらうれしいです。それに恥じない言動、行動をしていきたいし、応援され、尊敬される存在になりたいです」と意気込みを新たにした。
現在、新潟の年間リーディングでも2位に。トップの戸崎圭とはわずか2勝差だ。次週も白毛馬
アオラキとの再コンビなど、楽しみなラインアップ。一体どこまで勝ち星を伸ばしていくのか-。18歳の
スーパールーキーにとって、今回の記録もまだまだ序章にすぎない。