16日、函館競馬場で行われた5R・2歳新馬(芝1000m)は、横山典弘騎手騎乗の2番人気アイリスモレア(牝2、美浦・田村康仁厩舎)が、2番手追走から逃げた4番人気イーサンディーバをゴール前で1/2馬身差交わして優勝。今年のJRA2歳戦勝ち上がり第1号となった。勝ちタイムは58秒1(良)。さらに2.1/2馬身差の3着には1番人気ワイルドエキサイトが入った。
勝ったアイリスモレアは、父ショウナンカンプ、母ユアアディクト(その父ハウスバスター)、祖母がポトランカス大賞典(亜G1)を勝ったクバターという血統。この勝利が新種牡馬ショウナンカンプの中央・地方通じての産駒初勝利となった。
ショウナンカンプは、父サクラバクシンオー、母がJRA2勝のショウナングレイス(その父ラッキーソブリン)という血統。現役時代は02年高松宮記念(GI)をはじめ、02年スワンS(GII)、03年阪急杯(GIII)を制すなど短距離戦線で活躍した。通算成績19戦8勝(うち海外1戦0勝、重賞3勝)。引退後は新ひだか町・レックススタッドにて供用され、初年度は59頭に種付けを行い、18頭が血統登録されている。