武豊騎手とのコンビでオープン入りを果たしたクリノドラゴン(c)netkeiba.com
前走、
シリウスS(GIII)で4着となった
クリノドラゴン(牡4、栗東・大橋勇樹厩舎)が、10月26日の更新で繰り上がりとなり、11月3日に盛岡競馬場で行われるJBCクラシック(3歳上・JpnI・ダ2000m)への出走権を手にした。これまで挙げた4勝すべてで手綱を執った武豊騎手を鞍上に迎え、ダートの祭典に挑む。
クリノドラゴンは父
アスカクリチャン、母クリノクレオパトラ、母の父ロージズインメイという血統。名門・
ファンシミン牝系に属しており、同じ一族からは
ラインクラフト、アドマイヤマックス、
ルヴァンスレーヴ、
チュウワウィザードが出ている。
父
アスカクリチャンは2012年の七夕賞(GIII)と2013年のアルゼンチン共和国杯(GII)を制した重賞ウィナー。その父スターリングローズにとっては唯一のJRA重賞勝ち馬だった。引退後は種牡馬となり、初年度産駒は5頭、
2018年産は4頭、2019年産は3頭、2020年産は9頭、昨年度の産駒は4頭と、25頭の産駒が血統登録されている。
クリノドラゴンは
2018年産で、2020年10月に京都競馬場で行われた2歳新馬戦でデビュー。2走目からはダート路線に舵を切り、昨年5月に通算9戦目で初白星を飾った。以降、昨年7月に1勝クラス、今年1月に2勝クラスを勝ち上がり、9月の西日本スポーツ杯を勝利したことでオープン入り。前走の
シリウスSが重賞初挑戦だったが、上がり最速タイの末脚を繰り出して4着と健闘している。
ここまで通算成績は26戦4勝。巡ってきたチャンスをものにして、
ビッグタイトルを掴めるか。要注目である。