【みやこS】福永祐一騎手、ハギノアレグリアスでお世話になった四位洋文調教師に重賞初勝利プレゼントだ

2022年11月03日 08:00

福永を背に坂路を駆け上がったハギノアレグリアス

◆みやこS追い切り(2日・栗東トレセン)

 今週の4重賞の出走予定馬の追い切りが2日、東西トレセンで行われた。ダート重賞のみやこS・G3(6日、阪神)では、開業2年目の四位洋文調教師(49)=栗東=が管理するハギノアレグリアスが初コンビの福永と狙う重賞初Vへ向け、栗東・坂路で上々の動きを見せた。

 開業2年目の四位調教師が福永との“友情タッグ”で重賞初制覇に挑む。送り出すのはハギノアレグリアス。「トップジョッキーだし、上手にエスコートしてくれると思う」と全幅の信頼を寄せたトレーナー。「何とか初重賞を一緒に取れればいい。なかなかのメンバーだけど、ここで結果を出せれば楽しみが増える」と鞍上も力を込めた。

 4歳差の2人は固い絆で結ばれている。「一番かわいがってもらった」と福永が感謝するように、騎手時代の四位調教師にはデビュー時から世話になった。そんな先輩のため、昨年3月の調教師デビュー戦ではテイエムジャガーに志願し騎乗(4着)。「一緒にスタートを切れたことが何よりもうれしい」と喜んでいた。

 今回がハギノアレグリアスとは初コンビ。この日、栗東・坂路での調教で感触を確かめた。馬なりで53秒6―12秒5と時計は目立たないが、脚取りは力強かった。「すごく目立った動きをするわけじゃないけど、レースでは走る」と鞍上が言えば、トレーナーも「中2週だし、しっかりやれている」と問題なしを強調。屈腱炎での1年8か月の休養を乗り越え、今年6月に復帰し、2戦目の前走・太秦Sでオープン初勝利。底を見せていないのも魅力だ。

 武豊を含め史上3人しかいないダービーを連覇した2人。このコンビでは四位厩舎開業から28戦8勝。今年7月の小倉から現在4連勝中と好相性だ。重賞は今年4月のアーリントンC(6着)以来2度目。「あの時はうまく乗れなかった。少しでも力になれれば」と福永。尊敬する四位調教師にタイトルをプレゼントする。(戸田 和彦)

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