<マイルCS>直線で抜け出すセリフォス(10)(撮影・奥 調)
◇G1・マイルチャンピオンシップ(2022年11月20日 阪神芝1600メートル)
秋の最強マイラー決定戦は
セリフォス(牡3=中内田)が制し、G1初制覇を飾った。勝ち時計は1分32秒5。
セリフォスは父ダイワメジャー、母シーフロント(母の父ルアーヴル)の血統で通算8戦5勝。重賞は4勝目となった。ダイワメジャーは06、07年にこのレースを連覇しており、父子制覇は史上初となった。
騎乗したレーンは19年有馬記念以来のJRA・G1通算4勝目で、マイルCSは初勝利。「最高の脚を見せてくれた。折り合いをつけるまで時間かかったが、レース後半はいい折り合いで手応えも良かった。直線で出したところで自信があった」と振り返った。
中内田師は20年朝日杯フューチュリティS以来のG1通算4勝目となった。
▽マイルCS 1984年の番組改編と
グレード制導入に伴い、秋のマイル王を決めるレースとして創設された。トップクラスのマイラーにとって春は安田記念、秋はここが最大の
ターゲットとなる。マイラーはもちろん、スプリンターズSや天皇賞・秋の出走馬、さらにはクラシックを歩んできた3歳馬の参戦もあって、多彩なメンバーになることが多い。