前走のJBCクラシックを制したテーオーケインズ(撮影:高橋正和)
12月4日に中京競馬場で行われるチャンピオンズC(3歳上・GI・ダート1800m)。ダートの王者を決めるこの一戦にテーオーケインズ(牡5、栗東・高柳大輔厩舎)が松山弘平騎手とのコンビで挑む。
テーオーケインズは父シニスターミニスター、母マキシムカフェ、母の父マンハッタンカフェ。叔母に2016年のレディスプレリュード覇者タマノブリュネットがいる血統。
2019年10月にデビューし、翌11月に2戦目で初勝利。2021年4月のアンタレスSで重賞初制覇を飾った。その後は帝王賞、チャンピオンズCを制し、同年のJRA賞最優秀ダートホースに輝いている。
2022年はサウジアラビアへの遠征を行い、帰国初戦の平安Sでは59kgのトップハンデながら見事に勝利。約4カ月の休み明けとなった前走のJBCクラシックでは、後続に2.1/2馬身差をつけて快勝した。通算成績は19戦10勝。
昨年のチャンピオンズCは2020年の同レース覇者チュウワウィザードや、2019年のフェブラリーSを制したインティ、現在フェブラリーSを2連覇中のカフェファラオを始めダートGI馬たちが複数出走。他にも、後に帝王賞を制したメイショウハリオやソダシ、エアスピネルなど強豪揃いのメンバーであった。
当レースを連覇し名実ともに砂の「帝王」の座に輝くのか、テーオーケインズに要注目である。