JRA年間100勝を達成した福永祐一騎手(右端)はプレゼンターの川田将雅騎手と熱い抱擁(カメラ・高橋 由二)
調教師転身のため、来年2月末で騎手を引退する福永祐一騎手=栗東・フリー=が12月18日の阪神9R・高砂特別(3歳上2勝クラス、ダート1200メートル、16頭立て)で、13年連続のJRA年間100勝を達成した。4Rに続くこの日2勝目で、自身が持つ連続年間100勝達成の最長記録を更新した。
7番人気の
ラヴケリー(牝4歳、栗東・高柳大輔厩舎、父
カレンブラックヒル)に騎乗して、中団追走から4角で最内を突いて鮮やかに抜け出し、2着の
スマートラプター(武豊騎手)に3/4馬身差をつけた。
福永祐一騎手「ひとえに、一生懸命頑張ってくれた馬たちのおかげです。馬の頑張りが、自分にそういった勝ち星をもたらしてくれたと改めて思います。区切りの勝利は年間100勝が最後かなと思っていました。何となく先週あたりから怪しい雲行きになったので、達成できずに終わるかと思いましたが、何とか続けてこられた数字なので達成できて良かったです。3月まではまだジョッキー福永祐一なので、最後まで一生懸命丁寧に、今までやってきたことを積み重ねていきたいです」