中山大障害で大生垣を飛越するニシノデイジー(右)=撮影・三好信也
「中山大障害・JG1」(24日、中山)
平地重賞馬がハードル界の新王者まで一気に駆け上がった。5番人気の
ニシノデイジー(牡6歳、美浦・高木)が強気の先行策で抜け出し、JG1初制覇を飾った。3馬身差の2着に3番人気の
ゼノヴァース、3着には6番人気
マイネルレオーネが入った。引退レースだった1番人気
オジュウチョウサンは6着に終わった。
序盤は
ビレッジイーグルが逃げて流れをつくったが、レース中盤から一気に位置を押し上げた
ニシノデイジーが先頭を奪う。そこから緩めることなく強気のスパートを敢行すると、勝負どころでも反応が鈍い
オジュウチョウサンらを尻目に悠々と押し切った。
勝った
ニシノデイジーは18年札幌2歳Sと東スポ杯2歳Sを制し、翌19年のクラシックを皆勤するも長いスランプに陥っていた。6歳を迎えた今年5月に障害に転向すると、わずか4戦で頂点まで上り詰めた。