5連勝で重賞初制覇を成し遂げたアキュートガール(右)=撮影・中山伸治
「新春賞」(3日、園田)
開催2日目の11Rで行われ、3番人気の
アキュートガールが2番手から直線で競り勝ち、JRAから転入して5連勝で重賞初勝利を飾った。2着は内を突いて4角先頭だった5番人気の
エイシンナセル、3着には中団から外を伸びた2番人気の
クリノメガミエースが入った。
4歳牝馬の
アキュートガールが女王の座へ近づいた。「ゲートを出た瞬間に勝ったと思った。計算通りのレース」と新子雅師。斤量は前走の56キロから52キロに大幅減。逃げる僚馬
タガノウィリアムを2番手で追走。ハンデにも展開にも恵まれた。
唯一のピンチは最終4角。内からまくり気味に
エイシンナセルが抜け出して来た。「今は内不利の馬場状態だったので、死角を突かれた」と笹田。それでも、手応えの違いは歴然。直線に入ると相棒が自らギアを上げて、相手を競り落とした。
今後は未定。「楽しみな馬が出てきた。レース後の様子を見て、オーナーと相談しながら」と指揮官。地元にこだわらず、交流重賞を狙って他場への遠征も選択肢に含める方向性だ。