【京成杯】中山で生きる「ザ・ロック」の血 シルヴァーデュークに注目だ

2023年01月11日 19:00

京成杯に出走予定のシルヴァーデューク(撮影:下野雄規)

 「ザ・ロック」の後押しが心強い。シルヴァーデューク(牡3、栗東・西村真幸厩舎)が京成杯で重賞初制覇を狙う。

 現役時代に当時の世界記録となるG1・7連勝を達成し、引退後は種牡馬としても活躍した名馬ロックオブジブラルタル。残念ながら昨年10月に亡くなったが、その血を引く馬は中山の芝で大活躍している。母の父としてジェネラーレウーノが18年の京成杯とセントライト記念、ロジチャリスが17年のダービー卿CT、さらにカテドラルが21年の京成杯AHを制しているのだ。ロックオブジブラルタルは父がデインヒル、母の父がビーマイゲストという欧州配合。ノーザンダンサーの3×3だから、パワーを要する芝は間違いなく合う。そう考えると、直線に急坂がある中山と好相性なのも偶然ではないだろう。

 シルヴァーデュークは父がシルバーステート、母の半姉には名牝ラインクラフトがいる血統馬。21年のセレクトセール1歳で4000万円(税抜き)の高値がついたのも納得できる好馬体の持ち主だけに、陣営がクラシックを意識するのは当然だ。サウジアラビアロイヤルCは3着、デイリー杯2歳Sは4着とワンパンチ足りないレースが続いているが、中山替わりは必ずやプラス。初タイトルを手にして、同舞台の皐月賞へと駒を進めたい。

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。