20年のホープフルS以来の勝利が待たれるダノンザキッド(ユーザー提供:かわいさん)
同日兄弟重賞Vなるか。日曜の東西重賞は母エピックラヴの2頭に注目。阪急杯(4歳上、GIII、阪神芝1400m)には兄ミッキーブリランテ(牡7、栗東・矢作芳人厩舎)、中山記念(4歳上、GII、中山芝1800m)には弟ダノンザキッド(牡5、栗東・安田隆行厩舎)が参戦する。
ミッキーブリランテは現役屈指の高配メーカー。これまで重賞&オープンでは7回も馬券に絡んでいるが、その時の人気は2、8、14、10、4、6、12。ここ3走は大敗しているが、もともと大敗からのガラリ一変は得意技。何より阪急杯は2年前に10番人気で2着激走の実績があるので、決して侮れない。
一方のダノンザキッドは堂々の主役級だ。2歳時にホープフルSを制した後、一時は低迷していたが、昨年後半から復調モード。とりわけ近2戦はマイルCS、香港CとGIで連続2着。待望の復活Vまであと一歩に迫っている。
古くは94年、2月13日の京都記念を兄ビワハヤヒデが制し、同日に行われる予定ながら積雪の影響で1日順延となった共同通信杯4歳Sを弟ナリタブライアンが制した例はあるが、同日兄弟重賞Vとなれば異例中の異例。まずは10分早いスタートの兄が意地を見せて、弟にバトンをつなぎたい。