15日、大井競馬場で行われた黒潮盃(3歳、南関東G2・ダート1800m、1着賞金2000万円)は、尾島徹騎手騎乗の9番人気(単勝52.2倍){horse=2004105271:マルヨフェニックス}(牡3、笠松・柴田高志厩舎)が、3番手追走から直線半ばで抜け出すと一気に差を広げ、5番人気ジェイドロボスに3.1/2馬身差をつけ快勝した。勝ちタイムは1分53秒0(良)。さらに1.1/2馬身差の3着に6番人気チェレブラーレが入り、1番人気ロイヤルボスは4着に敗れた。
勝ったマルヨフェニックスは、父エイシンサンディ、母ビューティーエミ(その父ビーインボナンザ)という血統。昨年10月のデビューから重賞初制覇となったライデンリーダー記念(笠松)まで3連勝。今年は園田ユースC(園田)、東海ダービー(名古屋)の2重賞を制し、前走のジャパンダートダービー(交流GI)は勝ったフリオーソから5.1秒離された12着に大敗していた。通算成績10戦6勝(重賞4勝)。
なお、全国交流となった04年以降、南関東所属以外の馬が勝利したのは初めて。勝ったマルヨフェニックスには、9月17日に盛岡競馬場で行われるダービーグランプリ(交流GI・ダート2000m)の優先出走権が与えられる。