4走前の2勝クラスは鮮やかな差し切りだったフルム(ユーザー提供:ワラビさん)
日曜中山10RのブラッドストーンS(4歳上・3勝クラス・ダ1200m)はフルム(牡4、栗東・浜田多実雄厩舎)の末脚に託す。
中山ダ1200mの上級戦らしく、差しが決まりやすいレースだ。過去10年で逃げ切りは昨年のハコダテブショウの1頭のみ。逆に上がり3F2位以内をマークした馬は[4-3-2-17]の勝率15%、複勝率35%。19年に15番人気のブラックジョー、21年に9番人気のスマートアルタイルが勝つなど伏兵の活躍が目立ち、回収率は単勝で738%、複勝でも346%ある。
つまりは“上がり上位の脚を使う馬”を見つければ、自然と的中に近づくレース。そこでフルムに注目だ。これまでダ1200mで10戦して、うち6戦で上がり3F最速をマーク。良馬場に限れば前走を含めて6戦中5戦が最速だから、末脚の破壊力は現級トップクラスだ。中山ダ1200mは初めてだが、自然とペースが上がるコースなので合う可能性大。じっくり脚をためての大外一気で、高配当を提供してくれそうだ。