昨年7月の未勝利を圧勝したゴッドファーザー(ユーザー提供:zatsumuさん)
武豊騎手がゴッドファーザー(牡3、美浦・萩原清厩舎)で弥生賞ディープインパクト記念(3歳・GII・中山芝2000m)に参戦する。
幾多の名馬を勝利に導いてきた。弥生賞には21回参戦して[8-6-2-5]の勝率38%、連対率67%。96年ダンスインザダーク、98年スペシャルウィーク、05年ディープインパクトなど、関東圏のJRA重賞に限れば断トツの8勝を挙げる。
今年のパートナーは初コンビとなるゴッドファーザーだ。昨年7月の未勝利は2着に1秒6差の大楽勝。勝ち時計の1分49秒1も同日の3歳未勝利を0秒3上回る優秀なものだった。それ以来、8カ月ぶりの実戦がGIIというのは楽ではないが、陣営が“チャレンジ”を決断したのも納得の素質馬ではある。
実は武豊騎手は萩原清厩舎と相性がいい。08年7月に後のダービー馬ロジユニヴァースで新馬勝ちを収めるなど、中央では通算50戦で[15-5-4-26]の好成績。コンビ結成回数が30回以上の現役調教師に限れば、堂々トップの勝率30%をマークしている。残念ながら近年はコンビ結成が少なく、勝てば09年1月4日の京都9R・1000万下(ハイエモーション)以来、14年ぶり。そういった意味でも注目の一戦となる。
【武豊騎手の調教師別勝率ベスト5】左から順位、名前、成績、勝率、連対率(現役、騎乗数30回以上)
1・萩原清[15-5-4-26]…30%、40%
2・服部利之[10-5-4-15]…29%、44%
3・中野栄治[12-2-4-24]…29%、33%
4・友道康夫[37-19-21-65]…26%、39%
5・野中賢二[17-5-4-42]…25%、32%