【弥生賞予想】「少頭数の8枠馬」は今年も成立? 併せて狙うべき弥生賞鉄板傾向とは?

2023年03月05日 07:35

8枠ヨリマルは馬券内キープなるか(c)netkeiba.com

 今週は、中山・阪神の2場開催。日曜日の重賞は、クラシックへの前哨戦となる一戦・弥生賞ディープインパクト記念(GII中山芝2000m)が行われる。

 春は確実に近づいているようにも感じる今週の天気。日曜日の中山競馬場もおそらく良馬場となりそう。今週もいつものように過去10年データを使って、弥生賞の馬券傾向を探っていこう。

1. 上位人気馬は堅実だけれど…?

 今週もまずは上位人気馬たちの過去成績チェックから。

 弥生賞では過去10年、1番人気馬は3勝。成績は【3・3・1・3】。連対率60パーセント、馬券圏内率70パーセントとなっている。まずまずの成績といえるだろう。

 2番人気馬は【3・2・2・3】でほぼ1番人気と同様。3番人気馬成績は【1・0・2・7】で昨年3番人気のアスクビクターモアが勝ったとはいえ、やや低調となっている。

 上位人気馬が勝っていない3回分は、4番人気だったタイトルホルダー(21年)、8番人気メイショウテンゲン(19年)、6番人気カミノタサハラ(13年)の勝利。

 2.3着を含めれば、8番人気以降の馬は過去10回中5回も絡んでいる。それも13年12頭立て・10番人気2着ミヤジタイガ、15年11頭立て・10番人気3着タガノエスプレッソなど、かなりの人気薄が台頭することもある。軸は上位からとしても、相手は下位まで伸ばすという選択もありなのだ。

2. 堅い・荒れる、のリズムで今年は荒れる番?

 次に配当傾向について。

 弥生賞の馬連は、過去10回中3回が1.2番人気でのガチガチ決着(16.18.20年)。いずれも220円・300円・370円という低配当だった。だがよく見ると、14年・22年も上位同士の決着で馬連は690円・780円と10倍以下。つまり偶数年の決着は堅いのだ。

 一方、13.15.17.19.21年の奇数年は、馬連で万馬券2回を含む荒れ傾向にある。このリズムが今年も継続するならば今年は「荒れる年の番」。ただ最終的に10頭立てという少頭数になってしまったので、波乱目は難しくなったのかも…。

3. 異様に強い8枠は今年も?

 弥生賞といえば、8枠ピンク色の帽子が活躍している印象が強い。

 昨年も8枠アスクビクターモアが1着となり、これで7年連続馬券圏内となった。しかも5勝。もはや「強すぎる」といっていいくらい8枠は活躍しているのだ。

 しかし8枠といっても、馬券になる馬は、馬番9〜11番までに限られている。過去10年でも、13頭立てだった14年は8枠馬が絡んでいないし、12頭立てのときの8枠12番馬も絡んでいない。

 今年、8枠に入ったのは9番ヨリマルと10番グリューネグリーン。今年もこれらが馬券内キープとなるのだろうか?

4. 前走ローテからは混沌模様?

 最後に前走ローテについて。

 まず1着馬だけを見ると、前走ローテはかなりバラバラ。前走1勝クラス1着馬が3頭で一番多く、そのほかは前走OP若駒S・1着馬が2頭、あとはすべて違う重賞からの経由となっている。

 ただ馬券圏内30頭を総合すると、やはり前走GI・ホープフルSからが7頭とかなり多めだ。しかもこの7頭もすべて近5年でのこと。さらに前走着順はすべて5着以内だった。

 今年の前走ホープフルS・5着以内は、2着だったトップナイフのみ。やはりこの馬は外せないということだろう。あとは成績良い前走朝日杯FS組も今年は出走なし。前走1勝クラス勝ち馬もいないだけに、かなりイレギュラーな構成の年となっている。

(netkeiba編集部)

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