3頭併せで最先着を決めたポリーフォリア(左)=撮影・園田高夫
「フィリーズレビュー・G2」(12日、阪神)
2連勝の勢いに乗って重賞に挑戦する
ポリーフォリアは8日、横山武(レースは藤岡佑)を背に美浦Wで
ウインルピナス(3歳未勝利)、
フィードバック(7歳障害オープン)と3頭併せ。直線で仕掛けられると好反応を示し、6F84秒3-38秒0-11秒5のタイムで最先着を果たした。
動きを見守った鈴木伸師は「いい動きで好調をキープしている」と状態の良さを強調。逃げ切った未勝利戦とは違い、前走は番手から上がりの速い競馬に対応。進化の跡が見られたレースぶりに、「いい競馬ができました」と合格点を与えた。
「関西への輸送が鍵になります」と懸念材料を挙げながらも、「クラスが上がって、ペースが速くなる方がレースはしやすくなる」と期待は十分だ。22年の年度代表馬
イクイノックスを筆頭に、同世代からも
ソールオリエンスや
ラヴェルが重賞を制すなど、勢いを増してきた
キタサンブラック産駒。この馬もベストパフォーマンスを出せれば、桜切符をつかめるだけの素質を秘めている。