26日、札幌競馬場で行われたサ
マースプリントシリーズ第4戦・キーンランドC(3歳上、GIII・芝1200m)は、横山典弘騎手騎乗の4番人気
クーヴェルチュール(牝3、美浦・国枝栄厩舎)が、好スタートの2番手追走から直線で抜け出し、外から脚を伸ばした2番人気
アグネスラズベリに1/2馬身差をつけ押し切った。勝ちタイムは1分08秒6(良)。さらにハナ差の3着に3番人気
ワイルドシャウトが入り、1番人気
ローレルゲレイロは11着に敗れた。
勝った
クーヴェルチュールは父ブラックホーク、母が98年ゴールデンティアラ賞(南関東G2)を勝った
ヒカリクリスタル(その父ラッキーソブリン)という血統。半兄に04年京王杯2歳S(GII)を制した
スキップジャック(父メジロライアン)がいる。
昨年6月に福島でデビュー勝ちし、昨年の福島2歳S(OP)、今年のバーデンバーデンC(OP)などに勝利。前走はアイビスサマーダッシュ(GIII)で3着に入っていた。今回が重賞初勝利。5勝全てを芝1200mで挙げている。通算成績11戦5勝。
鞍上の横山典弘騎手はス
プリングS(GII、
フライングアップル)以来のJRA重賞制覇で今年4勝目、通算93勝目。管理する国枝栄調教師は、NHKマイルC(GI、
ピンクカメオ)に続くJRA重賞制覇で今年3勝目、通算10勝目。
なお、ブラックホーク産駒はJRA重賞初制覇。地方では
アヤパン(王冠賞-旭川)、
ブラックショコラ(金杯-水沢)などが活躍している。