前走の共同通信杯が見せ場たっぷりの2着だったタッチウッド(ユーザー提供:淳。さん)
武豊騎手が
タッチウッド(牡3、栗東・武幸四郎厩舎)で皐月賞(3歳牡牝・GI・芝2000m)の18年ぶり4勝目を狙う。
武豊騎手はこれまで皐月賞に27回騎乗。初挑戦の88年は
マイネルフリッセで失格に終わったものの、それから5年後の93年にナリタタイシンで初制覇。さらに00年のエアシャカール、05年のディープインパクトと3勝を挙げている。しかし、06年以降は14連敗中。その間に1番人気に3回推されているが、06年アドマイヤムーンと07年
アドマイヤオーラが4着、昨年の
ドウデュースが3着と戴冠には届いていない。
今年のパートナーは弟の幸四郎師が管理する
タッチウッドだ。注目すべきは前走の共同通信杯。ゲート内で立ち上がって出遅れたものの、二の脚で前に取り付き、向正面でハナへ。そのまま2着に踏ん張って、賞金加算に成功した。まだまだ粗削りだが、それだけに伸びシロはたっぷり。前走で
ファントムシーフにつけられた1馬身1/4差は十分に逆転可能だろう。
これまでに武豊騎手は牡馬クラシックを14勝しているが、全て前走からの継続騎乗。意外にも!? 初となる初騎乗での牡馬クラシック制覇なるか、大いに注目したい。