8日、中山競馬場で行われた紫苑S(3歳牝OP、芝2000m)は、中舘英二騎手騎乗の5番人気アルコセニョーラ(牝3、美浦・畠山重則厩舎)が、中団追走から直線坂上で先頭に立つと、馬群を割って伸びた2番人気ラブカーナとの競り合いをクビ差制して優勝した。勝ちタイムは1分59秒6(良)。さらに1.1/4馬身差の3着には6番人気アスクデピュティが入り、1番人気のミンティエアーは直線で伸びず9着に敗れた。なお、上位2頭には、10月14日に京都競馬場で行われる秋華賞(GI)への優先出走権が与えられる。
勝ったアルコセニョーラは、父ステイゴールド、母はJRA3勝のサイレーン(その父モガンボ)という血統。06年8月のデビューから3戦目で初勝利。今年3月のフラワーC(GIII)では15番人気ながら4着に好走した。7月の織姫賞(500万下、福島・芝1800m)で古馬相手に2勝目を挙げるなど、夏の間に力をつけてここに臨んでいた。通算成績15戦3勝。