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【アーリントンC】オオバンブルマイ重賞2勝目!絶妙差し切りでNHKマイルCへ

2023年04月16日 05:05

<アーリントンC>外から鮮やかに差し切ったオオバンブルマイ(右)(撮影・平嶋 理子)

 3歳重賞「第32回アーリントンC」が15日、阪神競馬場で行われ、武豊(54)騎乗のオオバンブルマイ(牡=吉村、父ディスクリートキャット)が快勝。朝日杯FS7着からの今年始動戦で重賞ウイナーの実力を見せつけた。2着セッション、3着ショーモンまでがNHKマイルC(5月7日、東京)の優先出走権を獲得した。

 決勝線から逆算したかのような絶妙な差し切り勝ちだった。直線外に出されたオオバンブルマイは、残り1Fを切るあたりからギアが上がるとエンジン全開。内で競り合う先行馬をまとめてかわし、セッションに頭差をつけゴールに飛び込んだ。初コンビを組んだ武豊は「ギアが上がった時には届くと思っていました」。泥がこびりついた勝負服とは対照的な、晴れやかな表情を浮かべた。

 道中の手応えは決して良く見せなかった。スタートを決めて中団につけるも、鞍上の手が動いていた。「もう少し楽についていくかと思っていたけど躊躇(ちゅうちょ)していた感じ。ポジションはいいところを取れたけど心配していました」と武豊。手綱を促しながら直線へ。そこからが見せ場だった。ステッキを抜いて外に誘導すると、ギアが切り替わる。「ムチを入れたらしっかり反応してくれました」。名手は瞬発力を絶賛した。

 10番人気で制した京王杯2歳Sに続く5番人気での重賞2勝目。「もう“大盤振る舞い”じゃないって」と吉村師が照れ笑いを浮かべる。マイル実績がなく伏兵視されていたが、実力を示し胸をなで下ろした。武豊も「調教で凄く動いていたので期待していました。距離を克服してくれましたし、この世代のマイル路線ならトップレベルの一頭だと思う」と称えた。

 ひと皮むけた姿を見せ、いざNHKマイルCへ。指揮官は「ジョッキーも(調教で)走るね、動くよって言ってくれていたし、ダテに2戦目で重賞を勝った馬じゃないよね。東京の方が競馬しやすいだろうし、まだまだこれから良くなってくると思う」と期待を膨らませた。強豪相手でまたも伏兵視されるなら、大盤振る舞いで場内をあっと言わせるだけだ。

 ◇オオバンブルマイ 父ディスクリートキャット 母ピンクガーベラ(母の父ディープインパクト)20年2月26日生まれ 牡3歳 栗東・吉村厩舎所属 馬主・岡浩二氏 生産者・北海道新ひだか町のサンデーヒルズ 戦績4戦3勝(重賞2勝目) 総獲得賞金8628万8000円。馬名の由来は大盤振る舞い。ファンに配当金を盛大に振る舞えるように。

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