9日、盛岡競馬場で行われた青藍賞(オープン、ダート1600m、1着賞金300万円)は、板垣吉則騎手騎乗の2番人気{horse=2003102130:サイレントエクセル}(牝4、岩手・千葉博厩舎)が、3番手追走から直線入り口で先頭に並びかけると、力強く伸びて1番人気テンショウボスに3馬身差をつけ快勝した。勝ちタイムは1分38秒7(良)。さらに3/4馬身差の3着に5番人気エアウィードが入った。
勝ったサイレントエクセルは、父ウイングアロー、母メイプルダンス(その父アフリート)。半姉に02年小倉2歳S(GIII)を勝ったメイプルロード(父ジェニュイン)がいる血統。
2歳時の白菊賞(水沢)で重賞初制覇を飾ると、3歳時には留守杯日高賞(水沢)、ひまわり賞(水沢)、ビューチフル・ドリーマーC(盛岡)を制覇。ダービーグランプリ(交流GI)でも3着に健闘し、06年度岩手最優秀牝馬に輝いている。今夏は、昨年に続く連覇となった前走のビューチフル・ドリーマーC(水沢)を含む2連勝中だった。通算成績25戦11勝(うちJRA1戦0勝、重賞6勝)。
なお、今年で15回目となるこのレースにおいて牝馬が優勝したのは初。今回、唯一の牝馬だったサイレントエクセルにとっても、牡馬混合重賞は初勝利となった。