【東西ドキュメント・栗東=19日】まさか黄砂!?白く霞(かす)んだトレセンにわが目を疑ったが、たんなる“朝霧”だった。低迷する予想に五里霧中のオサムだが、今週のフ
ローラSに関しては視界鮮明。勝ち馬がはっきり見えている。音無厩舎の
ソーダズリングだ。
坂路の最終追いは松若が騎乗。厩舎の先輩
ピノクル(7歳2勝クラス)を先導役に4F54秒6〜1F12秒4で首差先着。パワフルな脚さばきが目を引いた。音無師は「超遅かったが初めての(長距離)輸送だし初めての2000メートルでもあるからな」と慎重な口ぶりだったが、松若の感触がめちゃくちゃ良かった。
「先週(坂路4F50秒7!!)はちょっと力んでいたけど、今朝は
リラックスして走れた。追えばはじけそうな感じ。前向きさがあって切れる脚がある。能力は高い」と目を輝かせる。今回の鞍上は戸崎。自分は騎乗できないが、仕上げを任されているこの馬には特別な愛着もあるようだ。松若のこん身仕上げで遅れてきた大器がオークスの主役候補に名乗りを上げる!!