タイトルホルダーとメロディーレーン(c)netkeiba.com
4月30日(日)に行われる天皇賞(春)(4歳上・GI・芝3200m)。先々週の皐月賞はソールオリエンスが勝利し、先週の福島牝馬Sはステラリアが制覇。2頭に共通するのは母の父Motivatorという点だ。
Motivatorは02年生まれの英国産馬で、現役時代はイギリスやアイルランドで活躍した。英ダービー(英G1)やレーシングポストT(英G1)を制し05年の凱旋門賞を最後に引退。種牡馬としては、13年・14年に凱旋門賞を連覇したトレヴ(Treve)などを送り出している。
日本では母の父として極めて優秀な成績を収めている。JRAで出走した13頭のうち4頭が重賞勝ち馬で、5頭がオープン入りとハイアベレージ。Motivatorを父に持つ国内けい養の繁殖牝馬で、産駒が走ったことがあるのはスキア、ポリネイター、メーヴェの3頭のみ。驚異的な成績といえるだろう。
今週の天皇賞(春)にも母の父Motivatorのタイトルホルダー&メロディーレーンが出走する。きょうだいである2頭。血の勢いに乗りタイトルホルダーが連覇を決めるか、はたまたメロディーレーンが悲願の重賞初制覇を飾るか。その走りに注目だ。