ガッツポーズで引き揚げてきたジャスティンパレス鞍上の.ルメール騎手(カメラ・渡辺 了文)
◆第167回天皇賞・春・G1(4月30日、京都・芝3200メートル、稍重)
3年ぶりの京都開催となった伝統の一戦は17頭立てで争われ、2番人気の
ジャスティンパレス(牡4歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父ディープインパクト)が、最後の直線で抜け出し、2馬身半差で快勝。G1・6度目の挑戦でG1初制覇を達成した。クリストフ・ルメール騎手は2019、20年の
フィエールマンでの連覇以来の天皇賞・春3勝目。ディープインパクト産駒は21年
ワールドプレミア以来の4勝目となった。勝ち時計は、3分16秒1。
5番人気の
ディープボンド(和田竜二騎手)が3年連続となる2着に続き、6番人気の
シルヴァーソニック(
ダミアン・レーン騎手)が差し脚を伸ばして3着に浮上した。
1番人気の
タイトルホルダー(横山和生騎手)は2周目の4コーナーで馬群に沈んで、競走中止となった。
クリストフ・ルメール騎手(
ジャスティンパレス=1着)「すごくうれしいです。お客さんが多いですし、新しい京都で最初の天皇賞。勝つことができて、本当にうれしい。(レースは)ずっと冷静に走ってくれて、
ディープボンドの後ろでポジションを上げて、直線はすごく
エンジョイしました。長距離でスーパーホースになりましたので、今後はどのレースでも、有馬記念の2500メートルでもいけると思います」