今年のメンバーではただ1頭のデピュティミニスター系となるショーモン(昨年11月撮影、ユーザー提供:ワラビさん)
NHKマイルカップ(3歳牡牝・GI・芝1600m)では古くからデピュティミニスター系が存在感を発揮している。昨年までに21頭が走って[4-4-0-13]の勝率19%、連対率38%。01年のクロフネ、15年のクラリティスカイ、17年のアエロリットなど、人気馬はしっかりと期待に応えている。その一方で07年に17番人気のピンクカメオが1着、01年に13番人気のグラスエイコウオーが2着になるなど、伏兵の活躍も目立つ。つまりは人気に関係なく、デピュティミニスター系は要チェックのレースなのだ。
今年はマインドユアビスケッツ産駒のショーモン(牡3、栗東・橋口慎介厩舎)が参戦する。ここまで5戦して2勝、2着1回、3着2回の堅実派。前走のアーリントンCも番手追走から直線で一旦は後退しそうになりながら、渋太く盛り返して0秒1差の3着。先行しての粘り強さは特筆ものだ。父デピュティミニスター系×母の父サンデーサイレンス系の配合は13年2着インパルスヒーロー、15年1着クラリティスカイ、17年1着アエロリットと同じ。血の後押しを受けての戴冠を期待したい。
【NHKマイルCで馬券に絡んだデピュティミニスター系】
・00年2着トーヨーデヘア(5番人気・父デヘア)
・01年1着クロフネ(1番人気・父フレンチデピュティ)
・01年2着グラスエイコウオー(13番人気・父フレンチデピュティ)
・07年1着ピンクカメオ(17番人気・父フレンチデピュティ)
・08年2着ブラックシェル(3番人気・父クロフネ)
・13年2着インパルスヒーロー(6番人気・父クロフネ)
・15年1着クラリティスカイ(3番人気・父クロフネ)
・17年1着アエロリット(2番人気・父クロフネ)