95年の米2歳牡馬チャンピオン・マライアズモン Maria's Monが、現地時間14日朝に米・ケンタッキー州レキシントン近郊のハグヤード馬医療施設で、安楽死処分がとられたことがわかった。14歳だった。同馬は以前から多臓器不全症候群を患っており、体調を崩していた。
マライアズモンは父Wavering Monarch、母Carlotta Maria(その父Caro)という血統の米国産馬。半弟にJRAで3勝したワシントンパイザー(父Meadowlake)がいる。現役時代はシャンペンS(米G1)、フューチュリティS(米G1)、サンフォードS(米G3)など米7戦4勝の成績を残し、95年の米2歳牡馬チャンピオンに選ばれた。
引退後、米・ケンタッキー州のピンオークスタッドで種牡馬入りし、Monarchos(ケンタッキーダービー-米G1、フロリダダービー-米G1)、Wait a While(イエローリボンS-米G1、アメリカンオークス-米G1)、Latent Heat(マリブS-米G1)らの活躍馬を輩出。日本ではグラスボランチ1頭が出走し、JRAで7勝を挙げている。