「日本ダービー・G1」(28日、東京)
24日朝一番の美浦Wに姿を現すと、3頭併せの中に入れてプレッシャーをかけられた青葉賞勝ち馬
スキルヴィング。外
マローディープ(3歳未勝利)、内
カーペンタリア(4歳3勝クラス)に挟まれても、肩は柔らかく遠くまで引き出される。時計は6F84秒8-37秒9-11秒2。切れ味をアピールして併入した。「予定通り、うまくいってホッとしています」。管理馬を2年連続でダービーに送り込む木村師は安どの表情を浮かべた。
22年は、のちに年度代表馬にして世界ランクトップに輝く
イクイノックスを送り込んだが首差2着。「去年のことは、一生背負っていくものだと思っている。個人的には拭い切れない」。与えられた駒の器に見合った結果を出せなかった責任を一身に背負った。
「この1年、ずっとそのことを考えているところもある。でも、ダービーというフレーズが自分を未来へ奮い立たせてくれるものではありました。日本ダービーという競走に、ものすごく感謝している」。雪辱に向けて挑むのは
イクイノックスと同じ
キタサンブラック産駒、そしてルメールだ。鞍上は「この馬のスキルはG1レベルです」と意気込み十分。青葉賞馬による初制覇に向けて、着々と準備は整いつつある。