津村を背に、併せ馬で鋭く伸びたバトルボーン(左)=撮影・三好信也
「七夕賞・G3」(9日、福島)
4連勝中の
バトルボーンは5日、津村を背に美浦Wで最終追い。僚馬の
セブンリーチ(3歳未勝利)を1馬身半追走して、内から馬なりのまま2馬身先着でフィニッシュした。
刻んだ時計は6F87秒9-38秒7-11秒6。1週前に美浦Wで6F85秒0-37秒5-11秒3としっかり追われたことで、ややソフト仕上げとなった。津村は「いい状態をキープしている」と手応えを語る。実戦で騎乗するのは21年11月の新馬戦(2着)以来だが、3週連続で調教に騎乗し、信頼関係を深めている。
福島は初見参。林師は「切れというより持続力で勝負するタイプ。中山で走っているので心配はない。初めての前日輸送さえクリアしてくれたら」と説明した。
津村にとっては福島牝馬Sが創設された04年以降では、初の福島4重賞(福島記念、七夕賞、ラジオNIKKEI賞、福島牝馬S)完全制覇が懸かる大一番。「いいチャンスを頂いたので頑張りたい」。燃える鞍上の手綱さばきにも期待が高まる。