昨年の函館記念を制したハヤヤッコ(ユーザー提供:Vanguardさん)
白毛のハヤヤッコ(牡7、美浦・国枝栄厩舎)が、函館記念(3歳上・GIII・芝2000m)で史上5頭目の連覇を狙う。
ハヤヤッコは現役でも指折りの芝ダート二刀流ランナーだ。未勝利勝ちは芝だったが、2歳秋以降はダート路線を歩み、3歳夏にレパードSを制するなど、オープンで3勝を挙げた。昨春からは芝に再転向し、函館記念で芝ダート双方でのJRA重賞制覇を達成。その後は5戦して未勝利だが、前々走の金鯱賞で0秒5差の4着に健闘するなど、7歳となっても衰えなし。ここは連覇の期待がかかる一戦となる。
これまで函館記念を連覇した馬は67〜68年のリュウズキ、74〜75年のツキサムホマレ、84〜85年のウインザーノット、05〜07年のエリモハリアーの4頭。エリモハリアー以降では10年にサクラオリオン、11年のマイネルスターリー、12年にキングトップガン、15年にラブイズブーシェ、16年にダービーフィズ、17年にマイネルミラノ、21年にアドマイヤジャスタが連覇にチャレンジしたが、いずれも勝つどころか、掲示板すら確保できずに敗れている。
ハヤヤッコはジンクスを克服して、史上5頭目の偉業達成となるか、目が離せない。