「セレクトセール２０２３」（１１日、ノーザンホースパーク）

　当歳馬のセリが行われ、上場番号３６０番の「コンヴィクション２の２３」（牡、父コントレイル）が、当歳セリ史上歴代３位にあたる５億２０００万円（税抜き）で落札された。

　母は亜Ｇ１・フィルベルトレレナ大賞典の覇者。落札者は（株）ノースヒルズ。

　前田幸治代表は同産駒を「全体的に馬の形や顔がいいですね。脚も真っすぐで肉付きもいい馬が多く、期待しています」と評し、コンヴィクション２の２３については「予算は３億だったんですが、いい馬だったので引くに引けず。５億ぐらいまではいこうと思っていました。うちのディレクターと福永調教師も『一番いい馬』だと話していたので、絶対に取ろうと腹の中で決めていました」とコメント。「福永調教師へ、僕の最大の開業祝いです」と満面の笑みを浮かべた。

　福永師は「コントレイルらしい品の良さ、バランスの良さを感じます。牧場と連携して、競走馬としてしっかり準備を整えていきたいです」と意気込んでいた。