<新潟4R・新潟ジャンプS>最終障害を飛越するサクセッション(撮影・郡司 修)
障害重賞「第25回新潟ジャンプS」(J・G3)が新潟4Rで行われた。3番人気の蓑島騎乗、
サクセッション(セン6=国枝、父キングカメハメハ)が、直線差し切って重賞初制覇を飾った。
3度目の重賞制覇となった蓑島は「ペースは速かったですが、周りに惑わされず自分のリズムで行けたのが良かった。一瞬、大丈夫?と思ったけど、中団でもまれずに落ち着いて走れた。馬が自信を持って走れている。今後も期待できると思います」と高評価。
JRA重賞63勝目が初の障害重賞Vとなった国枝師は「落ち着いて跳べていた。前より自信を持って競馬に臨めている。暑い中、運良く無事にいけて良かったです」と語った。
なお1番人気に支持された
フォッサマグナは最終周の3角付近で競走を中止した。黒岩師は「熱中症の症状が出ていて、レース前から落ち着きがなかった。行きっぷりもいつもの感じではなかった。この後はしっかりケアして、次に臨みたいと思います」とコメントした。
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サクセッション 父キングカメハメハ 母アディクティド(母の父ディクタット)17年3月14日生まれ セン6歳 美浦・国枝栄厩舎所属 馬主・キャ
ロットファーム 生産者・北海道安平町のノーザン
ファーム 戦績19戦6勝(重賞初勝利、内障害5戦3勝) 総獲得賞金1億690万7000円。馬名の由来は継承者。偉大な父を継ぐ馬になってほしいとの願いを込めて。