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【アイビスSD】オールアットワンスが隔年V、代打・石川裕紀人「彼女のことは僕が一番分かっている」

2023年07月31日 07:00

オールアットワンス(手前)と隔年Vを決め、石川は1着をアピール

◆第23回アイビスサマーダッシュ・G3(7月30日、新潟競馬場・芝1000メートル、良)

 新潟のサマースプリントシリーズ第3戦、第23回アイビスサマーダッシュ・G3は、9番人気のオールアットワンス(石川)が02、04年のカルストンライトオ以来史上2頭目の隔年Vを決めた。

 電光石火の末脚を引き出した。石川はオールアットワンスを外ラチ沿いに誘導し、“その時”を信じて待った。「この馬の切れ味があれば、どこかで進路が開くと思っていた」。青写真通り、残り1ハロンから巧みなコース取りで抜け出した。1馬身1/4差で完勝し、カルストンライトオ以来史上2頭目の隔年Vを達成。「初めて勝たせていただいた時とは違った喜びがあります」と破顔した。

 思いが実った。連覇を狙った昨年は2枠3番。腹をくくって内を通ったが、6着に敗れた。くしくも、今年も3番枠。「外を選択することで頭がいっぱいでした」。悔しさを糧に、直線競馬の“正攻法”で駆け抜けた。相棒は、前回のこのレース以来1年ぶりの実戦。一昨年からは斤量も4キロ増えたが、厳しい条件をはね返した。当初は香港から短期免許で来日中のホーが騎乗する予定だったが、前日に落馬負傷。これまで3度手綱を執ってきた石川に白羽の矢が立った。「彼女のことは、僕が一番分かっている自信があった」。完璧な代打騎乗をこなし、してやったりの表情を見せた。

 このまま放牧に出されるため次走は未定だが、中舘調教師は「競馬はうまくいかないことが多いけど、たまにうまくいくとうれしいね」と満足げにうなずいた。「1000メートルの適性があるのが一番の武器」と石川。9番人気に甘んじていたが、見事に千直女王の称号を取り戻した。(水納 愛美)

 オールアットワンス 父マクフィ、母シュプリームギフト(父ディープインパクト)。美浦・中舘英二厩舎所属の牝5歳。北海道安平町・ノーザンファームの生産。通算11戦4勝。総獲得賞金は1億2008万6000円。主な勝ち鞍は21年アイビスサマーダッシュ・G3。馬主は吉田勝己氏。

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