「エルムS・G3」(6日、札幌)
競走除外となった22年の宝塚記念以来となる
オーソリティが2日に、休養前と変わらない躍動感あふれるフットワークを披露した。函館Wで
メイショウミズモ(5歳2勝クラス)を大きく追走しながら、最後は貫禄の4馬身先着。長期ブランクを感じさせない動きで、5F68秒1-39秒6-12秒1を計時した。
阿部助手は「きょうは後ろで我慢させ、ラストまで気を抜かさせないように。イメージ通りでした」と納得の表情。「すごくフレッシュでとにかく元気ですね。毛ヅヤも良く、1年以上の休み明けを考えたらいい状態で出せると思います」と仕上がりに胸を張った。
国内外で重賞4勝。21年
ジャパンCでは
コントレイルの2着と実績は断然の存在だ。今回はキャリア14戦目でのダート初挑戦だが、父
オルフェーヴルは砂で世界の頂点に立った
ウシュバテソーロや
マルシュロレーヌを輩出。血統的にもどんな走りをするのか楽しみの方が高まっている。
「調教でダートの走りは悪くないですし、血統面からも期待しています」と同助手。実績豊富な6歳馬が、新馬戦(函館)以来の北海道で新境地を切り開く。