重賞5勝目を狙うウインマリリン(21年9月撮影、ユーザー提供:綾瀬さん)
昨年の香港ヴァーズを制したウインマリリン(牝6、美浦・手塚貴久厩舎)が、札幌記念(3歳上・GII・芝2000m)で重賞5勝目を目指す。
ウインマリリンは父スクリーンヒーロー、母コスモチェーロ、母の父フサイチペガサスの血統。3歳時にフローラSで重賞初制覇を果たすと、続くオークスでデアリングタクトの2着に健闘。その後も4歳時に日経賞とオールカマーを制したが、GIではワンパンチ足りないレースが続いた。悲願のGI初制覇は9回目のチャレンジとなった昨年末の香港ヴァーズ。グローリーヴェイズやストーンエイジ、ブルームといった国内外の強豪を下して、見事にビッグタイトルを手にした。
その後、今年の始動戦となったドバイシーマクラシック(6着)を挟み、今回が昨年のエリザベス女王杯(2着)以来、3戦ぶりに国内での競馬となる。牡馬の強豪を下して5つ目のタイトル獲得なるか。今後を占う走りに注目したい。