中京の新馬を快勝したジューンテイク(ユーザー提供:ワラビさん)
デビュー7年目の富田暁騎手が、新潟2歳S(2歳・GIII・芝1600m)のジューンテイク(牡2、栗東・武英智厩舎)でJRA重賞初制覇を狙う。
富田騎手は17年デビューの26歳。21年に34勝、22年には38勝を挙げて、2年連続でキャリアハイを更新中。今年も自己最速ペースとなる28勝を挙げて、全国リーディングで25位に付けている。ただ、JRA重賞には縁がなく、これまで47回騎乗して22年アイビスSDのシンシティでの2着が最高着順。6日のエルムSにはペプチドナイルで参戦し、自身初となる重賞の1番人気に推されたが、不完全燃焼の13着に終わっている。
新潟2歳Sにはペプチドナイルと同じく、兄弟子同然の武英智調教師が管理するジューンテイクで参戦する。7月の中京芝1400mの新馬は、先団直後から渋太く脚を使って完勝。派手さはなかったが、勝負強い走りが印象に残った。半姉のジューンオレンジは今年のフィリーズレビューで富田騎手が騎乗し、11番人気ながら3着に大健闘。弟では人馬揃っての重賞初制覇といきたい。