21年のアルゼンチン共和国杯を制したオーソリティ(右)
20、21年のアルゼンチン共和国杯を連覇するなど、国内外で重賞4勝を挙げた
オーソリティ(牡6歳、美浦・木村)が現役を引退し、種牡馬入りすることが明らかになった。所属するシルク・ホースクラブが25日、ホームページで発表した。前走後に左前種子骨靭帯に激しい損傷があり、競走能力喪失と診断された。今後は北海道新冠町の優駿スタリオン
ステーションにけい養される。
父が3冠馬
オルフェーヴルで、母はG1を2勝した
エピファネイアの全妹
ロザリンド。名牝
シーザリオを祖母に持つ良血馬で、19年函館デビュー。翌年の青葉賞で重賞初制覇を飾り、21年
ジャパンCでは
コントレイルの2着に好走した。
22年サウジアラビアのネオムターフCで海外重賞初制覇を飾ったが、次戦のドバイシーマクラシックで3着に敗れるなど、G1タイトルにはあと一歩届かなかった。6日に札幌で行われたエルムS12着がラストランとなった。通算14戦6勝(うち海外2戦1勝)。