笑顔で握手するレイチェル・キング(左)とマリー・ヴェロン
「
ワールドオールスタージョッキーズ」(26・27日、札幌)
ウエルカムセレモニーが25日、札幌市内のホテルで行われ、世界選抜7人、JRA選抜7人が参加。黒い
オールインワン(パンツ)でスポーティ&
ドレッシーな装いで登壇したフランス出身の女性騎手マリー・
ヴェロンは「素晴らしい雰囲気。とてもうれしいです」と笑顔を振りまいた。
昨年のロワイヤル
オーク賞を制し、フランス人女性騎手初の仏G1タイトル奪取に成功。今年もガネー賞を制すなど、世界中が注目する24歳だ。
ヴェロンのようにG1勝利を夢見る日本の女性騎手に、「一生懸命に練習を重ねること。自分の夢を信じること。調教やトレーニングしてくれる人を信じること」とエールを送った。
初来日だが、日本は憧れの国でもあった。「“NARUTO”や“
ワンピース”を見ていました」とアニメ好きな一面も見せつつ、「日本馬が世界的に強いのは知っています。印象的なのは
イクイノックス。クリストフ(ルメール)はスターのような存在。日本の競馬、馬に乗れることを楽しみにしています」と週末の騎乗に胸を躍らせる。
自身を「馬を落ち着かせて、気持ち良く、
リラックスして走らせるのが強み」と分析。WASJにおける女性騎手はM・ミシェル(フランス=19年参戦)の3位が最高。そんな過去の成績について問われると、「少なくとも3位かそれ以上。勝つために来ていますし、勝つのはうれしいので」と勝負師の顔つきで語った。