「オールカマー・G2」(24日、中山)
小倉記念4着の
マリアエレーナが19日、吉田厩舎恒例の火曜追いを決行。栗東CWを1周して体をほぐした後、徐々に
スピードを上げて6F79秒8-37秒1-11秒5を計時した。前日の雨で湿った馬場も苦にせず、直線では鞍上の
ゴーサインに応えて鋭伸。高島助手は「馬場が重たい中でもスイスイと走っていましたね。前走と同じぐらい良い状態」と仕上がりに胸を張った。
連覇を狙った小倉記念は4着。小柄な牝馬だけに前年より2・5キロも増えた斤量56・5キロがこたえた。同助手は「調子自体は悪くなかったですし、展開を考えても悲観はしていません」と前を向く。
今回はG1馬3頭を含む豪華メンバーが相手。同助手は「1F延長が鍵」と課題を挙げながらも「内容次第で今後の選択肢が広がりますし、調子の良さと残暑を味方に頑張ってほしい」と期待する。暑さにへこたれない小柄な根性娘が、初の中山遠征を飛躍の秋につなげる。