陣営が自信を持って初のG1に送り出すオールアットワンス(左)
◆スプリンターズS追い切り(9月27日、美浦トレセン)
オールアットワンスは美浦・Wコースで
インペリアルライン(4歳1勝クラス)との併せ馬。2馬身追走してスタートすると、道中はスムーズに運んだ。最後の直線は内から僚馬に並びかけると、5ハロン66秒7―11秒6で余力十分に併入。中舘調教師は「状態は今までで一番いいくらい。そういう時にG1に使えるのは楽しみ」と胸を張った。
21、23年と「千直」のアイビスSDを2勝。今回は1ハロン延長に加えて急坂が待つ中山に舞台が替わるが、トレーナーは「2歳時には
バランスが悪かったりしたけど、今はコーナーでもたついたりしないし中山も問題ない」と前だけを向く。自身は騎手時代の07年に
アストンマーチャンで逃げ切った思い出深いレース。レース史上初となる騎手&調教師での制覇へ、「石川騎手はこの馬をよく分かってくれているので、固定観念にとらわれずに乗ってほしい」と最大級の期待を持って挑む。