競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
今週はスプリンターズS、そして日曜夜にはパリロンシャンで凱旋門賞が行われます。今年は日本馬の参戦が
スルーセブンシーズの1頭のみですが、非常に興味深くみています。日本で最強クラスと言える位置づけではないものの、パリロンシャンの馬場は非常に合っていると考えており、
イクイノックスと小差の競馬ができる脚力があるだけに、適性を加味してどこまでやれるのか-。今後の凱旋門賞挑戦に向けていい指針になると思いますし、本番での走りが本当に楽しみ。個人的には昨年よりも期待感は大きいですね。予想は馬サブロー紙面で、より深く凱旋門賞を読み解きたい方はコンビニ
プリントの「海外G1パック」で特集もありますので、ぜひともご覧ください。
さて、24日の中山新馬戦(芝2000m)では
シュバルツクーゲル(牡、鹿戸)が、いい勝ち方を見せてくれましたね。まだまだ上積みがありそうな体つきでしたし、今後も注目したい存在となりました。次走は東スポ杯2歳S(11月18日・東京、芝1800m)とのこと。
ショーマンフリート(牡、手塚)も同レースを目標にするとのことで、見応えのあるレースになりそうですね。楽しみです。
23日の中山芝1600mの新馬戦では
タイガードラゴン(牡、黒岩)が、見事な逃げ切り勝ちを決めました。母ミュゼリトルガールは遅生まれで小さかったのですが、ディープ産駒らしく
バランスのいい馬で、個人的にすごく好きな馬でした。決して大きくはないのですが、非凡な力を秘めているようで楽しみです。次走は京王杯2歳S(11月4日・東京、芝1400m)へ向かう予定。
6月東京の新馬戦を勝って放牧に出ていた超高額馬
ダノンエアズロック(牡、堀)が美浦に帰厩。今週はダービー馬
タスティエーラとの併せ馬をこなしていました。アイビーS(10月21日・東京、芝1800m)にモレイラ騎手で参戦予定ですが、
レガレイラ(牝、木村)との対決が楽しみですね。これで筆者のPOG指名馬は
ボンドガール(牝、手塚)、
レガレイラ、
ダノンエアズロック、
チェルヴィニア(牝、木村)が4回東京開催のオープン戦に出走することに。非常に楽しみなんですけど、結果が出なかった場合は落ち込んでしまいそう…。何とか年末、そして来春まで
ウキウキが続くような結果を期待したいところです。(馬サブロー美浦支局・木村)